2008.08.28(木)Soft Machine / Soft Machine

Soft Machine / Soft Machine


いまは、1stと2ndのカップリングが定番なんだろうか。くやしいなぁ。

いわゆるカンタベリー派、その後はジャズ・ロックになるらしい。私はこれしか知りません。

自由と陶酔、これすなわちサイケデリーーック。派手なところはないけど、あなたなら出だしだけでビビッと来るかも。
独特の空気感。全体にゆるやかに、ところどころぐにゃりと歪む空間。ダウナー系でもない、幻覚系でもない、もちろんアッパー系でもない(もちろん踊れるよ!)、いややっぱかっこええわ。

ちょっとベタではあるが、この音だからこそ引用しておこう(ケヴィン・エアーズの発言。日本盤ライナーより)。
「僕らのやっている音楽は、3人が一緒にカンタベリーで暮らして、ぶらぶらしていた頃、クリケットやゴルフでもするつもりで時間を潰すために演奏していたのであって、その演奏でたまたまパンが食べられたといっても、それは偶然の出来事にすぎない。例えコンサートに出演した時でも我々はティーンエイジャーを喜ばせようなどと考えたことはないし、我々の音楽はそういった種類のものとは全く違うのだ」

10代の頃のぼくはこのCD聴いて大喜びしていたけど、彼らのパンの足しにはほとんどならなかっただろう。このレヴューで星5点つけるのも、偶然だ。

・2005年5月26日 [2008年8月28日コピペ]