音盤10回顧
ワタシはこんなものを、という小さな行事。
今年もあまりCD買えなかったし、気になっててチェックできてないのも多いけど。
(タイトルでほぼアルファベット順)
・とてもよい・
Contra / Vampire Weekend
これはポップ。というか、こういうのがポップでなけりゃ
Cosmogramma / Flying Lotus
未来の神話みたいな音楽
Halcyon Digest / Deerhunter
とても好き! インディロック
MAYA / M.I.A.
賛否両論、というか否のほうが多いかも。燃える
New Slaves / Zs
ノイズ系。かっこいい。日本盤は盛りだくさんで満足度高
O / Oval
ほんとに久しぶり、こんなのになるとは想像もしなかった。でもオヴァルの音。よい
・よい・
A Sufi & A Killer / Gonjasufi
なんとインチキくさい
Indoor Odyssey / hadald
力作 http://www.youtube.com/watch?v=y8TbfivWoMQ
http://www.myspace.com/hadald
・旧譜・
[2009]
Bitte Orca / Dirty Projectors
これはかっこいい
Real Estate / Real Estate
この気怠さはたまらん
(今年のPerfumeのシングル3枚はどれもよかったけど…)
ちょっと本も。順不同
来たるべき蜂起 / 不可視委員会 訳:『来たるべき蜂起』翻訳委員会 彩流社
悪い冗談そのもののような世界で、やけくその暴動は、新たな共同性を作り出そうとする果敢な実験
スラムの惑星 / M. デイヴィス 訳:篠原雅武・丸山里美 明石書店
このあたりの事情をよく知ってる人にとって何ら新しい情報は含まれてないのかもしれない、が、事態がこれほどまで進んでしまっているということを、多くのひとが十分認識しているとも思えない。ゆえに21世紀序盤の必読書、タイトルに偽りなし
ポストモダンの共産主義 / S. ジジェク 訳:栗原百代 筑摩書房
これを挙げた理由は、コンパクトな新書だからという、ほとんどそれだけである。訳とか邦題とかいろいろケチがついたりもするが、現代の左派の矜持を再確認するのによい
金融危機をめぐる10のテーゼ / A. フマガッリ・S. メッザドーラ編 訳:朝比奈佳尉・長谷川若枝 以文社
“認知資本主義”とも呼ばれる資本主義の現段階を批判的に分析するためのアイデア集。C.マラッツィ『資本と言語』(人文書院)もあわせてどうぞ
待望の、おそるべきアルチュセール論。このブログでこの本について書くつもりが未だ果たせず